時計好きの仲間が集まり、こだわりの時計を作る集団となった「時計企画室コスタンテ」。今や、バックオーダーも多数入るほどの人気を博しているのが、この自動巻きムーブメントを搭載したモデルだ。

　高級時計の代名詞ともいえる、パワーリザーブを装備し、熟練した職人の手によってアッセンブルされる。巻上は日常使いに便利な自動巻きだ。

　ブラックダイヤルを除き、手巻きに同じくブルーイオンコートされたハンドルが美しい。視認性はもちろんのこと、パッと見た時にブルーに輝くのがイイ。

　ケースの厚みも機械式っぽくてとてもいいが、特筆すべき点はレザーのベルト。後述するが、コレ、実はベルト自体でも相当にお高いものだ。

　値段を見れば安いと思うか、そうでないと思うかで時計を知る人とそうでない人に分けられるかも知れない。はっきり言って相当にお安く設定されている。随所をみてほしい、少しはご理解をいただけるだろう。

マイスターが追い求めた、理想の時計。SPQR（Superiore Precisione Qualita Riservato 伊語で上質のこだわりプロダクツの意）のブランド名に恥じない、熟考された施策の数々、思い切った価格設定など魅力に溢れている。

自動巻き全モデルはシースルーバック。ＳＳベルトは腕につけたときの感触・肌触りを良くするために、なんと鏡面（？！）仕上げになっている。
ケースは5気圧防水で日常生活にも問題なし。

ステンレスベルトのバックル部分はインビジブルタイプを採用。つけた時に服などにも引っかからず、見た目にもスマート。

この自動巻きモデルにこそよく似合う、皇室御用達でもある北海道ソメスサドル社のブライドルレザーを使ったベルトの他、ステンレスベルトもご用意。どちらともに個性があり、悩ましい限りだ。

ホワイト、及びピンクダイヤルにはブルーイオンコートされたハンドル（時分秒針のこと）を採用、光の角度によって青く見える。ブラックダイヤルにはホワイトハンドルが採用され、特に視認性が高い。

ブランドのコンセプトに偽りなく、むしろ期待以上のスペックと価格を引っさげて登場したこの自動巻きモデルは、発売当初から人気があり、「知る人ぞ知るブランド」ながら、毎月バックオーダーが出るほどの人気ぶり。万一お待たせしてしまう場合も、待つだけの価値は十分にあると思う。

こういうモノとの対話、女性にもあると思うが、 そういう対話をできるアイテムは決して多くない、その中での今回の出会いは大きいと感じた。