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マルナオ 極上縞黒檀&紫檀 極上 携帯箸セット&爪楊枝 商品詳細
新潟県三条市。「くらしの品 ハイテクの町 三条市」とうたうだけあり、生活に根付いた製品を作る会社が多い。
その中で、ユニークなものづくりをする職人と出合った。
「ものづくりをする上での職人技とは、技法はもちろんでしょうが、使った時の気持ちやもたらしてくれる潤いなどをイメージしながらモノを作ることができるのも、私は職人だと思います。」と話してくれるのは、マルナオ代表の福田氏。(この画面下側に対談あり)
三条市は数年前に大洪水に見舞われ、マルナオも同じくして工場を失ってしまった。ものづくりをする会社にとってはこれ以上ない打撃だ。「人の3倍は働こうと思った。無我夢中で働いて、ふとしたときに【生活の中での潤い】が人には大切なことだと気がついた。それがこのシリーズなんです。」
単に美しいだけではない。使ってみたその後から、モノの良さ、いやそれ以上の何かを手に入れることができるアイテムは、世にどれほどあるだろうか。
新潟三条にある「マルナオ」は1939年に寺社の装飾をする木彫刻の会社として創業。その匠の技術と細部へのこだわりがこの箸にも受け継がれている。
時代が変わってもそのDNAはどこをみても「マルナオ」なのだ。
美しさへのこだわりは形状にあるのではない。デザインが優れていても、それを具現化する技術が相応レベルになければ意味がない。
マルナオの箸はシンプルそのもの。ただ、シンプルに見えるの は製品を俯瞰で見たとき。目を凝らし、ぐーっと寄れば
段々と見えてくる「職人技」。その技術を想像するだけ
でも、我々素人が混乱するほどに高いレベルに
あることだけは疑いの余地はない。
マルナオのこだわりは
・持ちやすさ
・つかみやすさ
の2点にとどまらず、持った時の重心が手に近いところにあり、バランスがいいので手が疲れにくいことも特筆したい。
木と対話をしながら、削りこんでいく。あまりの精度の高さにどうすればここまで作りこめるのかと考えているうちに、マルナオの世界へと引き込まれていく。
手にした時に感じる感触は五感のうちのいくつを使うだろうか、いろんな情報が手に伝わってくる。そう思えたときに感じる所有感というか、優越感はニンマリとしてしまうほどに感動が大きい。
丁寧に磨かれた箸の表面には、携帯用であることを思わせないほどの精巧なつくり。面取りも丁寧に行われ、8面体→16面体へと途中で面数を変えるのは「極上十六角箸」と同じだ。
箸ケース自体の厚さは23mmあるが、「ある程度の厚さは木である以上必要ですが、眺めていても気持ちの良いものなら大きさもまた、『人を魅了させる存在感』という意味では必要ですね。」とマルナオの福田氏は話す。
ケース両端にはマグネットが埋め込んであり、閉めたとき、開けたときに不用意にスライドが落ちないように考慮されている。
ケース自体の厚さは10mm。「スマートさ、持ってると意識できる大きさを考えて作ったんです」とマルナオの福田氏は話す。ケース両端にはマグネットが埋め込んであり、これがなかなか心地よい(詳しくは動画をご覧ください。)
爪楊枝自体は終端部分を押すと先端が持ち上がり、取り出せる仕組みになっている。
丁寧に磨かれた表面、絶妙な埋め込みマグネットのスライドの感触。細部にまでこだわった、シンプルなだけでなく機能面もしっかりとした作り。この仕上がりの高さはまさに職人技、“脱”人間業である。
このアイテムはプレゼントよりも自分買い、男女の比率はほぼ同じという、少し想像とは違う需要で人気だ。
マルナオの製品はどれも職人の手仕事を必要とするものばかりだが、こと携帯箸、携帯爪楊枝はそのなかでも群を抜いて作業は難しい。どれも大変精巧にできていて、木を削ってできたとは少々信じがたくなる。
箸の繋ぎ目一つとっても、職人のこだわりがみえてくる。
そんな技の数々を、常に携帯し、自分の色へと育てていく。それはとても贅沢なことであると同時に、日本人としての気質を持ち運ぶことにもなるのだと店主も考えている。
所有できる方がとてもうらやましい限りだ。
携帯箸、爪楊枝とも上段が縞黒檀、下段が紫檀。
どちらも樹齢数百年の厳選された銘木を使用している。使い込むほどに深みのある色合いへと変化する。
私たちはマルナオという職人気質の源を知りたいと思い、新潟へとやってきた。彼らが目指すもの、求めるものとはいったい何なのか。
答えを探して当主にお話を聞いた。
「マルナオの前身は仏具などを手がける会社です。先々代は時間があれば自分の技術を磨くために、身の回りの道具に彫刻したり、とにかく手を使って仕事をしていたようですね。
時代は変わり、同じような手仕事を必要とすることがなくなってきて、この三条市からも職人の姿が消えました。幸いなことに職人の手が産む道具に対しての価値観が見直され、そういうものを『良いもの』と認識してくださる方が増えてきています。技術が先ではなく、使う側に立って初めてその技術がいきてくる。そんなことをイメージしながらものづくりをしたいですね。」
当主から伝わるのは想いだけではない、人もを魅了する、ふつふつと湧き上がるもの、それが製品に活きてくるのだと思うと、この先もずっと見ていたい、そういう気持ちにしてくれる。
Morphoseが数あるマルナオの製品から選んできた、あなたを変えるベストオブマルナオ。
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