銘木そのままが傘になってしまった、「男らしさ」のある１本。

ソリッドラインは他のものと比べてステッキのような細く巻くことはできない。それもそのはず、まず軸から違う。
ハンドルはほとんど、いや、完全に「木」そのもの。なんと石突まで切れ目ひとつなく続いている。１本の木がそのまま傘になっているわけだ。
軸に使われるアッシュ材は色白でほどよく詰まっていて全体的にカッチリした印象だが、けっこう粘りのあるしなり具合だ。ハンドルはやや太め、3年後が楽しみな、エイジングの甲斐あるハンドル材だ。

コウモリ傘を考案した英国の老舗。

　FOXの骨のラインを見ていただきたい。
はじめはちょっとクラシカルに見えるかもしれないが、何度も見返してみると、これ以上のキレイなラインは作れない、感じてくる。

骨のラインは生地にかかるテンション（張力）によってしなることでこのカーブが生まれる。この美しいカーブは８本の骨と生地の力のバランスがうまく取れないと絶対に生まれない。
それはまるで自転車のリムとスポークの関係に似ている。老舗ならではの職人の勘がノウハウとして息づいているのがよく分かる。

ラッピングバッグが商品に並ぶ？？

　初めてFOXを購入された方は皆、このラッピングバッグに
とても喜んでくれる。ブラックの生地にビビッドながらも大人の
色とも思えるレッドカラーのリボン。

　このラッピングバッグは正規代理店経由の製品にのみ、
使われるもので、これこそが真のFOXの証でもある。
中にはこのバッグを手に入れたいと問合せもあるほど。

FOXの傘は、大切に使えば５０年は軽く使える。
正規品はメンテナンスを受けるためにも欠かせない品質証明と言える。