当店でも人気の「ｍ+」。その醍醐味はなんと言っても使えば使うほどに男のアイテムとして魅力が増してくる、というところにある。
millefoglie（ミッレフォッリエ）は１枚の革をぐるっと巻いたスタイルでエムピウの代表的アイテムのひとつで、なるべく１枚の革をそのままに、贅沢に使用した革好きにはたまらない逸品。

　開きっぱなしの財布はカバンの中でカードなどが落ちたりしがちですが、このサイフならその心配もありません。 このミッレフォッリエは２代目、随所でマイナーチェンジされて、さらに使いやすくリファイン。これだけ作り込まれてこの値段は、皆さんに使ってほしいデザイナーの心意気でもあるわけです。

　容量タップリのカード入れ、小銭入れ、そしてお札が一度にみることができる。これにはデザイナーも随分と悩んだのだそう。 サイフ全体の厚みとしては名刺程度のもので４０枚分くらいを入れることができ、よほど小銭をドバドバと入れなければ十分な容量です。

　小銭はもちろん、カードやお札などが触れる部分はどうしても汚れてきます。汚れが目立ちにくい濃い目の生地を使いました。 内面レザーはピッグスキン。特殊な加工を施してあるので独特の質感があります。

　上と下はまったく同じものですが、上のものは１年ほど使用したものです。 さらに光沢を増してきたレザー、留め具も地金の真鍮が出てきて、ますます色っぽくなっていますよね。誰が見ても上のほうが格好イイのではないでしょうか。

　Morphoseで特に人気のｍ＋の財布といえば、この「コードバン」タイプ。
使い勝手はそのままに、使用されるレザーの質感をぐっと高めた。内面にはヌメ革を使い、コードバンとのコントラストも美く仕上がっている。ヌメ革・コードバンともに、レザー愛好家の好みを反映している。

　コードバンははじめ少し固いので、革を破ったりしないよう、レザークリームをタップリ使いながらまずはエイジングをしてレザーに柔らかさをつけるところから始めたい。

この財布の写真はワックスなどでエイジングした例となっています。
新品のコードバン表皮にツヤはありません。