アドラーの鋏は1本のステンレス鋼を火で赤らめるところから始まる。背景画像にあるように、たくさんの工程を経てようやく1本の刃ができあがる。板材を打ち抜き、刃に仕上げるものとはプロセスそのものが違う。
こうして出来上がった鋏はカタチにこそ大きな違いは見えずとも、醸し出されるオーラは他の鋏とはマッタク比べ物にならないことは、容易に見てとれる。ずっと見ていても飽きがこないから不思議だ。
全長は160mm、一般的な事務用ハサミとあまり変わらない。
重量は少しズッシリとした感じだ。リングに指をかけてみると、おどろくほどに指にフィットする。特に面部分のカーブは円ではなく、微妙な楕円で、かすかではあるが、場所によって楕円率が若干違うようだ。このあたりは職人技が見え隠れする部分だ。
いよいよチョキチョキとしてみると、刃が重なり合う感覚、最後の刃が閉じる時など、全てが研ぎ澄まされていて、手に伝わる感覚がとにかくキモチがいい。
指に伝わる、センシティブな感覚はまさに異次元。
今までに感じたことのない、研ぎ澄まされた感覚と、
“ハサミを握る楽しさ”を存分にお楽しみください。
アドラーの洋鋏は日本代理店のオリジナル商品です。
「Adler」のロゴはその中でも優れたラインナップにのみ施されています。